クーバー・コーチングの評判や口コミ
クーバー・コーチングは、世界30カ国以上で活動しているサッカースクールです。
ちなみに、女子ワールドカップで活躍した、なでしこジャパンの有吉佐織選手が勤務しているフットサル場(クーバー・フットボールパーク 横浜ジョイナス)はクーバーが運営しています。
2017年7月時点で、クーバー・コーチング・サッカースクールは日本全国に144校ありますが、そのコーチングメソッドは、多くのサッカー関係者から非常に高く評価されています。
ドリブル等の個人技術の育成を重視していることが特徴で、クーバーに通っている子どもは、巧みなボール扱いを見せることが多いですね。
一方では、
「足技にこだわりすぎるあまり、当たりに弱いところがある」
「決められた練習メニューをこなすだけで、自分で判断する力が伸びない」
「クーバーでは生き生きしていても、試合になると習得した技術を発揮できない」
そんな評判もあるようです。
では、実際のところはどうなんでしょうか。
クーバー出身のプロ選手
こちらがクーバーコーチング出身のおもなプロサッカー選手です。
- 南野拓実(セレッソ大阪→FCレッドブル・ザルツブルク、リバプール、サウサンプトン所属・日本代表)
- 堂安律(ガンバ大阪→フローニンゲン、PSV、ビーレフェルト所属・日本代表)
- 遠藤航(浦和レッズ→シント=トロイデン、シュトゥットガルト所属・日本代表)
- 中島翔哉(FC東京→ポルティモネンセSC所属・日本代表)
- 室屋成(FC東京所属)
- 矢島慎也(浦和レッズ所属)
- 波多野豪(FC東京所属)
Jリーガーはもとより日本代表も輩出しています。
また、クーバー尼崎校は各年代の日本代表やプロ選手の卒業生が多いことで有名で、堂安律(オランダ1部のFCフローニンゲン)、林誠道(ガイナーレ鳥取)、山田晃平(FC岐阜)、岡田武瑠(元セレッソ大阪)など、これまでに5名のプロサッカー選手が生まれています。
合理的で質の高いトレーニング
実は、私の子供も小学2〜4年生まで地元のクーバー・コーチング・サッカースクールに通っていたことがあります。
クーバーの特徴の1つに、レッスンの進め方がとことん合理的にできていることが挙げられます。
子どもの成長段階に合わせた練習メニューがバランスよく組まれており、1クラスの人数20〜30人位に対して、必ず3人ほどのコーチがついて細やかな指導を行います。
また、よくサッカー少年団で見られるような、何十人も一列に並んでシュート練習を行うといった非効率なことはしません。
人数が多い場合は、列を増やして無駄な待ち時間を無くすことで、限られた練習時間でも密度の濃いトレーニングを行えるよう工夫しています。
コーチはクーバー・アカデミーの修了生
現在、サッカーは子どものスポーツとして人気が高いので、毎日のようにたくさんののサッカー教室が生まれています。
その中には、サッカーの指導法を体系的に学ぶことなく、自身のサッカー体験のみを頼りに自己流の指導を行っているスクールも多いのが現状です。
ところが、クーバーでは、クーバー・アカデミーで1年間、ハイレベルなコーチング・メソッドを徹底的に勉強してきた修了生がコーチを務めています。
クーバーブランドが、数あるサッカースクールの中でもきわめて高い評価を得ている理由がここにあります。
クーバーは全国各地にスクールがありますが、このクーバー・アカデミーによって、どのスクールでも一定レベル以上の指導クォリティを確保しているのです。
スクールやコーチによって異なるレベル
と、ここまではクーバーを絶賛することばかり述べてきましたが、実は「クーバーならどこでも間違いない」というわけではありません。
たしかに、どのスクール、どのコーチでも、一定レベル以上の指導スキルを持っていることは確かですが、さらに上のレベルの指導を望む場合には、物足りなさを感じるコーチもいました。
私の子どもが小学4年でクーバーを辞めたのも、この「物足りなさ」が一番の理由だったのです。
実は当時、元Jリーガーが指導する他のサッカースクールにも通っていたのですが、そこでは誰もがボールの奪い合いに必死で、泥臭く体をぶつけあいながら真剣勝負のゲームを行っていました。
ところが、当時通っていたクーバーでは、ちょっと当たっただけで、すぐファウル扱いされてしまいます。これは、子どもにとって大変なストレスになりました。
ただし、あくまでも4年生の時のコーチの話です。同じクーバーでも3年生の時のコーチはそんなことはありませんでした。
同じクーバー・アカデミーで学んできたとはいえ、それ以前のサッカーのバックボーンは、ひとりひとり違いますので、サッカーに対する考え方はコーチにより異なるということなのでしょう。
幼児から小学校低学年くらいまでなら強くおすすめ
このように、小学校高学年くらいになってくると、クーバーだからといって無条件に良いとは言えなくなってきます。
スクールごと、コーチごとに、その指導レベルをよく見極めてから、通わせるかどうかを考えたほうがよいでしょう。
ただし、幼児から小学校低学年くらいまでなら、クーバー・コーチングは強くおすすめできるサッカースクールです。
ボールを足で自由に扱う技術は、サッカーの基本中の基本なので、この年代で身につけておいて損することはありません。
たとえば、水泳でオリンピック選手を目指すなら、必ずスイミングスクールに通いますよね。子どもをプールに放り込んで、好きなように泳がせておけば勝手に上達するなんて思わないはずです。
「泳ぎ」と同じように「ボールを足で扱う」というのは非日常的な行為と言えます。
ですから、その基本的な技術は、クーバー・コーチングのようなスクールで小さなうちから体系的に学んだ方が、よりスムーズに上達できるでしょう。
参考記事:クーバーサッカースクールの評判・口コミ
なお、クーバー・コーチング・メソッドの土台とも言えるのがボールマスタリー(ボールタッチ)ですが、こちらにその一部を動画付きで紹介していますので、是非ご覧ください。
▼ クーバー・コーチングの本はこちらがイチオシ!
関連ページ
- サッカー選手になるためには
- サッカー少年がプロサッカー選手になるための4つの方法を紹介。そこから逆算してプロを目指すために小学生年代でやっておくべきことも解説します。
- 少年サッカー指導法
- 子供のサッカーが上手くなるための情報満載!少年サッカーの練習方法や指導の考え方などをご紹介します。ドリブルやボールタッチ、リフティングなどをマスターして、日本のメッシを目指しましょう!
- ジュニアサッカーセレクション
- Jリーグ等の強豪チームのセレクションの時期、ジュニアユースのチーム選びのポイント、セレクションの具体的な内容、合格するための方法などを解説。
- 全日本少年サッカー大会
- 子供のサッカーが上手くなるための情報満載!少年サッカーの練習方法や指導の考え方などをご紹介します。ドリブルやボールタッチ、リフティングなどをマスターして、日本のメッシを目指しましょう!
- 高校サッカー選手権注目選手の中学時代は?
- 第94回全国高校サッカー選手権2016の注目選手、中でも卒業後のJリーグ加入が内定している8人は、中学生時代にどこのチームでプレーしていたのでしょうか。その経歴を探ってみました。
- 足が遅い子供への指導法
- 子供のサッカーが上手くなるための情報満載!少年サッカーの練習方法や指導の考え方などをご紹介します。ドリブルやボールタッチ、リフティングなどをマスターして、日本のメッシを目指しましょう!
- 初心者が一人でできる練習メニューを3つだけ選ぶならコレ!
- 子供のサッカーが上手くなるための情報満載!少年サッカーの練習方法や指導の考え方などをご紹介します。ドリブルやボールタッチ、リフティングなどをマスターして、日本のメッシを目指しましょう!
- 決定力不足を解消するために!確認すべき9つの原因
- サッカーの大きな課題である「決定力不足」を解消するためには、その原因を突き止める必要があります。考えられる原因を9つ紹介します。
- ジンガとは?密かに注目を浴びるサッカーの練習方法
- 土屋健二さんが考案したジンガを紹介します。ジンガの種類や練習方法、その効果など。スーパージンガの映像も紹介します。
- 大手サッカースクールの特色、費用、口コミ等を比較
- 子供のサッカーが上手くなるための情報満載!少年サッカーの練習方法や指導の考え方などをご紹介します。ドリブルやボールタッチ、リフティングなどをマスターして、日本のメッシを目指しましょう!
- おすすめサッカー用品
- サッカー上達のためのトレーニングに役立つおすすめグッズをご紹介。練習効果を高めるためには、良いツールが欠かせません。自主練習のモチベーションアップのためにも是非用意しましょう。
- 子供がサッカーをはじめる際に最低限必要なもの7選!
- 少年サッカーをはじめる時に揃えておきたいサッカー用具を7つ紹介します。これだけあればサッカーはできます。あとは、必要に応じて揃えていけばよいでしょう。
- 小学生サッカーバッグの選び方とおすすめ
- 子供のサッカーが上手くなるための情報満載!少年サッカーの練習方法や指導の考え方などをご紹介します。ドリブルやボールタッチ、リフティングなどをマスターして、日本のメッシを目指しましょう!
- サカママリュック UMBROバックパック UJS1535J【レビュー】
- 子供のサッカーが上手くなるための情報満載!少年サッカーの練習方法や指導の考え方などをご紹介します。ドリブルやボールタッチ、リフティングなどをマスターして、日本のメッシを目指しましょう!
- リフティングボールの効果とおすすめ
- 子供のサッカーが上手くなるための情報満載!少年サッカーの練習方法や指導の考え方などをご紹介します。ドリブルやボールタッチ、リフティングなどをマスターして、日本のメッシを目指しましょう!
- サッカーボール4号の選び方とおすすめ
- サッカーボールって種類がたくさんありすぎて、どれを選んだらよいのか迷いますよね。そこで、初心者でも分かるサッカーボールの選び方のポイントとおすすめを紹介します。なお、結論から言うとモルテンのペレーダ4000の4号がおすすめです。
- ジュニアサッカーシューズの選び方
- キッズ向けのサッカーシューズの選び方をガイドします。スパイクとトレーニングシューズの違いと使い分け方、メリット、デメリット。マジックテープはありか?今人気のモデルは?などの疑問に答えます。
- サッカー熱中症対策の帽子のおすすめは?選び方のコツ5つ
- 子供のサッカーに最適な熱中症対策用の帽子の選び方とおすすめキャップを紹介します。色や素材、サイズなど、サッカー用の帽子には一般的なものとは異なる注意点があります。
- 【少年サッカー向けDVD】初心者の練習におすすめの3選!
- サッカーDVDの中でも、始めたばかりの子供が練習するのにおすすめ、初心者向けのものを3つ厳選して紹介します。簡単で楽しく練習しながら上達できる教材ばかりです。
- クーバー・ボールマスタリー34【レビュー】
- 『クーバー・コーチング ボールマスタリー34』は子供が1人でできるサッカー練習本の定番です。試合で表れたトレーニングの成果、良かった点や足りないと思われる点など、率直な評価と感想をお伝えします。
- おれ、バルサに入る!【レビュー】
- 子供のサッカーが上手くなるための情報満載!少年サッカーの練習方法や指導の考え方などをご紹介します。ドリブルやボールタッチ、リフティングなどをマスターして、日本のメッシを目指しましょう!
- サッカー南米流球際が強くなるスキル【レビュー】
- 子供のサッカーが上手くなるための情報満載!少年サッカーの練習方法や指導の考え方などをご紹介します。ドリブルやボールタッチ、リフティングなどをマスターして、日本のメッシを目指しましょう!
- リフティング&ジンガバイブル【レビュー】
- 「リフティング王 土屋健二のサッカー リフティング&ジンガバイブル」の感想です。