キック力を生み出す7つのポイント
キック力をつけるというと、つい短絡的に足の筋肉をつけると考えてしまいがちですが、そうではありません。
全身の体の部位を絶妙なタイミングで連動させ、ボールに体重を乗せることで、強力なキックが生まれます。
なお、強いキックを蹴るのはシュートやロングキックのシーンが多いですが、基本的にはインステップキックを使います。
インステップキックのコツを踏まえた上で、さらに以下7つのポイントを意識するとよいでしょう。
助走を速く、その勢いをそのままにしっかりと軸足を踏み込んでボールにパワーを伝えます。
体が必要以上に力んでいると、動きがぎこちなくなって、かえってボールの威力が落ちてしまいます。
力を込めるのはインパクトの瞬間だけという感覚が肝心です。
軸足を力強く大きく踏み込むことで、蹴り足の振り幅が大きくなり、よりパワフルなキックができるようになります。
踏み込みの際に胸を張って軸足側の腕を大きく広げ、蹴ると同時に勢いよく振りおろし、動的なバランスを保ちます。
一連の腕の動きによって、フォームが安定し腰のひねりがダイナミックになり、より大きな力がボールに伝わります。
足のつけ根から大きく振ってスピードをつけ、さらにヒザ下を鋭く振りぬきます。
この一連の動きを「二重振り子」といい、「二重振り子」をスムーズに行えるようになれば、より強い力がボールに伝わります。
足を最後まで振り切り、蹴り足が遠くに着地するよう心がけると自然とフォロースルーも大きくなります。
反対に、フォロースルーがすぐ止まってしまうようなキックは、アクセルとブレーキを同時にかけているようなものなので、100%の力がボールに伝わりません。
蹴った後に自然に体全体が前方に浮くようなら、余計なブレーキがかかっていない証拠です。
シュートの際にボールをフカさないように、蹴りおわった後、腕を使って上体をかぶせるような形にします。
ボールが浮くのを抑え、低い弾道の速いシュートになります。
ロングキックの場合
上記のコツはシュートを想定していますが、ロングキックの場合は「ポイント7」のみ異なります。
上体をかぶせることで低い弾道のキック蹴ることが可能になりますが、ロングキックの場合は上体をやや起こしぎみにして蹴ります。
シュートより上向きに蹴ることで、より飛距離を伸ばすことができるわけです。
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